マルチ・・・その２ [ヘッドホン&レビュー]
殆どのヘッドホンは一つのドライバーユニット（スピーカー）で全帯域の音を出しています。これをオーディオのスピーカーのように複数のユニットを使ったら・・・と考えて作り上げるとしたら中国・台湾・・・かな？と思ったら国内でも出していました。
（左上）RP-HDA100（右上）SE-900D
（左下）RP-HV600（右下）RP-F30
RP-HDA100はまともに試聴できたためしがないほど、展示品はよく壊されています。希望に満ちて作り上げた製品の評判は、残念ながら今ひとつ芳しくありません。一番の問題はコストパフォーマンスでしょうか。どれも挑戦してみるには価格が高過ぎました。
実は、オーディオ・スピーカーに比べてドライバーユニットや振動板がが軽く、また耳との距離が近い為に低音を響かせ易いヘッドホンは、フルレンジの構造に適していたりします。磁力の強化でダイナミックレンジの増加と駆動の俊敏性（高周波の再生性）の能力向上、硬く軽く、強度も兼ね備える振動膜などなど、更なる進化を遂げているドライバーは、価格・重量・設計のしやすさからのコスト削減等々、単体ドライバーのヘッドホンにとって有利な展開になっています。
逆に2つ以上のドライバーを近距離で使うことは位相の問題を起こしやすく、低出力の信号へのネットワークの介在は、音質の劣化を招く恐れがあります。
更に音量によって特性の変化が起こりやす軽量ドライバーを２つ以上搭載するヘッドホンは、あらゆる音量で同じバランスを保つ事は難しく、また出力機器の影響によってもバランスが崩れやすいという側面もあります。
そんな中、マルチドライバーで頑張っているSHUREのE5ｃ。値段もかなり高いのですが、カナル型での低音の強さ、ツイーターによる音の分離・定位感の良さなどから愛用者も多いようです。
個人的にはパナソニックの一連のヘッドホンとAKGのK340を聞いてみたいのですが、なかなか機会に恵まれません。
最近はUST（Ultra Super Tweeter）なるものをヘッドホン＆イヤホンに仕込んでくれるメーカーも出てきました。高周波をサポートすることによって低音から高音までの音の輪郭を浮き立たせる効果があるそうです。外見が変わらないのに、実は中身が凄いんです・・・というのは嫌いではないです（＾＾；。江戸でいうところの「粋」ですね。
普段は情けないように見えて、実は凄いというのはスーパーマンが代表かな？そんな事言ったらシンデレラも黙っちゃいない。男装の麗人といえばリボンの騎士か？宝塚か？眼鏡をはずしたら実は凄い美人だった・・・と、今尚使われる設定に初めて出会ったのが吾妻ひでお氏の漫画だったように記憶する。彼の最新刊はちょっと読んでみたい気もするなぁ。
あ、話しがそれました。異なる二つのものがバランスよく一体化することは、夫婦の例えでも聞かされるように非常に難しいと思いますが、それでもなお、良き音への探求は進めてほしいなぁと個人的な感想は一般的。夫婦の例えではなく、バロムワンを持ってきたら年齢がばれてしまうから、脳裏に浮かんだことは内緒にしておこう。
勘違いならすみません
パナソニックのもまざってる？
by ためごろう (2005-05-16 19:18)
おっと失礼・・・というか、直したはずなのになぁ～（泣
キャッシュで編集をし直しちゃったみたいです。ご指摘、あんがとｍ（＿＊＿）ｍ
by moonrabbit (2005-05-16 20:09)
了解〜
もしよかったら、直した後は、逆にまぎらわしいかもなんで、
ここのコメント消してくれちゃってもいいですヨ！
by ためごろう (2005-05-16 23:42)
CDH-505なら現役ですよ。
ただやたらデカイですが…
by 舞雲 (2005-11-03 08:04)
＞舞雲さん コメントありがとうございます。
JESTTAXのCDH-505は未聴ですが、ドンキーでぶら下がっているのを見るたびに、「・・・ぁやしぃ」とほくそえんでいました（笑）。
by moonrabbit (2005-11-03 08:57)
パナとパイを混同するんじゃねえ！
by パイ信者 (2007-07-30 06:36)
◆パイ信者さん
上のコメントのやり取りを見て分かるように、混同していませんよ。
でも、少し記事を直しておきました。（＾＾
by moonrabbit (2007-07-30 10:06)